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窓サッシの遮音性能(Ts等級)について

■窓サッシの遮音等級について特集します。

最近、マンションのパンフレット等に「当マンションの窓サッシは、Ts-25等級で遮音性能に優れ・・・」とうたわれているものがあります。このTs-25等級は、どんなものなのでしょうか。

■窓サッシの遮音等級

Ts等級とは、窓サッシの遮音性能を表すものです。この等級はTs-15等級、Ts-20等級、Ts-25等級・・・と5段階ごとにあり数字が大きくなるほど遮音性能が高くなります(=音をさえぎる能力が良くなる)。

■Ts等級の試験方法

Ts等級の調べ方は、日本工業規格JIS A4706及びJIS A1416によって厳密に規定されています。 これにより試験された窓サッシの結果は以下のグラフ(縦軸:音響透過損失=窓の外と内の音のレベル差、横軸:周波数特性=音の高低)により遮音等級が決定されます 。

かなり乱暴な言い方ですが、例えばTs-25等級のサッシは、外部の騒音が80dBであれば、室内の騒音は80-25=55dBと考えることができます。 ただしTs等級の試験方法 は実験室で試験されたものであるため、一般的な施工条件下では遮音性能は1ランク程度悪くなる可能性があります。

Ts等級基準曲線

窓サッシの遮音性能は、Ts等級のほかにT等級もあります。表示は違いますが内容はほぼ同じです。(T等級は1/3oct表示)以下に対応表を示します。

遮音等級 JIS等級 遮音性能
Ts-25等級 T-1

高い

Ts-30等級 T-2
Ts-35等級 T-3
Ts-40等級 T-4

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