床衝撃音レベル(L値)
■床衝撃音に対する遮音性能を客観的に調べる方法について特集します。
一生に一度の大きな買い物でありながら、外観や内装の出来、あるいは立地条件等で性能を判断されていませんか・・・
。もちろんそれらの事も性能を判断する上では重要な要素になるでしょう。その他にはいかがでしょうか。一例として毎日生活していく環境の中で“音”についてはどうでしょう。
ユッタリとくつろいでいる時にお隣からテレビ・ラジオの音が聞こえてくる。
上階の人の足音や物をひきずる様な音が聞こえる。
自分の家の音は他に聞こえていないか不安である。
夜、就寝しようとすると車の走っている音が聞こえてなかなか寝つけない。
以上の様な“音”はできれば“遮断”したいと思いませんか?この音を遮断する能力を「音の遮断性能」と呼んでいます。では、今お住まい(あるいは今後検討されているお住まい)の遮音性能はどの位でしょう?
■測定方法
床衝撃音を評価するための測定方法は、JIS
A 1418「建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法」に規定されています。女性がハイヒールで歩行した時、床スラブに加わる衝撃力を模した軽量床衝撃音発生器と、子供がとび跳ねた時に床に加わる衝撃力を模した重量床衝撃音発生器の二種類の衝撃音発生器を使用して測定を行っています。軽量床衝撃音発生器による床衝撃音レベルの測定は、主にカーペットなどの表面仕上材料の性能評価に、重量床衝撃音発生器による床衝撃音レベルの測定は、主に床スラブの厚さ(重さ)と支持剛性の性能評価に用います。
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