マンション外周壁の遮音性能検討
■検討フロー
マンション建築に際し、建設地周辺からの騒音に対する対策が必要となります。
弊社では、次の様なフローに従い外周壁(主に窓サッシ)の必要遮音量の検討を行っています。
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<NO>
<YES>
室内騒音の推奨値として「日本建築学会」から次の基準値が提案されています。 また、「諸外国における基準値」の資料も掲載致します。
室内騒音に関する適用等級(日本建築学会)
建築物 |
室用途 |
騒音レベル(dBA) |
騒音等級 |
1級 |
2級 |
3級 |
1級 |
2級 |
3級 |
集合住宅 |
居室 |
35 |
40 |
45 |
N-35 |
N-40 |
N-45 |
ホテル |
客室 |
35 |
40 |
45 |
N-35 |
N-40 |
N-45 |
事務所 |
一般事務所 |
40 |
45 |
50 |
N-40 |
N-45 |
N-50 |
学校 |
普通教室 |
35 |
40 |
45 |
N-35 |
N-40 |
N-45 |
病院 |
病室(個室) |
35 |
40 |
45 |
N-35 |
N-40 |
N-45 |
適用等級の意味(日本建築学会)
適用等級 |
遮音性能の水準 |
性能水準の説明 |
1級 |
遮音性能上優れている |
建築学会が推奨する好ましい性能水準 |
2級 |
遮音性能上標準的である |
一般的な性能水準 |
3級 |
遮音性能上やや劣る |
やむを得ない場合に許容される性能水準 |
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建設予定地周辺の騒音について実測して求めますが、騒音源としては自動車、鉄道、地下鉄、航空機などの交通機関による騒音、隣接建物の屋外機設備機器による騒音、街頭騒音などが対象となります。
また、外周壁に入射するレベルは、それらの騒音が幾つか合成されることから総合騒音(total noise)と呼びます。また、総合騒音の中で音響的に明確に識別できる騒音は特定騒音(specific noise)と定義されています。
更に、総合騒音の中から全ての特定騒音を除いた残りの騒音を残留騒音(residual noise)、ある特定の騒音に着目する時、それ以外の騒音を暗騒音(background noise)と呼びます。
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<測定に関する留意点>
建設予定地周辺の騒音測定は、次の【要点】を考慮し実施いたします。
【測定位置に関する要点】
- 騒音源(特定騒音)近傍の騒音レベル
- 最大騒音位置とそのレベル
- 平面的な騒音分布
- 垂直(高さ方向)の騒音分布
【その他の要点】
- 騒音レベルの時間変動
- 音源種類
- 音源指向性と伝搬経路
- 周辺建物・施設の条件
< 測定状況 >
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<騒音伝搬モデルの作成>
騒音伝搬シミュレーションのモデルは、騒音実測値や周辺建物・施設及び対象の建物を
コンピュターソフトを使用し作成します。
【騒音伝搬シミュレーションモデル (使用ソフト:SoundPLAN/Braunstein+Berndt社製)】
<外周壁入射音シミュレーション>
騒音実測値とコンピュターソフトで計算した値の整合性を検証しながら、対象建物の外周壁に
入射する騒音を求めます
【外周壁入射音シミュレーション/騒音レベル分布図】
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外周壁に入射する騒音に対し、室内騒音目標値を満足する窓サッシや換気スリーブなどに
必要な遮音性能について検討します。
【窓サッシの必要遮音性能(T等級)と予測室内騒音レベル】
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