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資料ページ

室内音響の評価

■インパルス応答

音源から音を出すと、まず直接音が受聴点に到達します。次に、周壁(壁や天井その他)からの反射音が遅れて到達し、さらに引き続いて、周壁で相互反射を繰り返す音波が残響となって到達します。音源からインパルス(エネルギー的に平坦な周波数特性を持った短音)を出した時、図のような時系列信号が観測されます。

音源で、スピーカーを通していない(スピーカーから音を出す前)状態での音の波形と、発生した音を受音点で観測したときの波紋を比較することで音源から受音点までの音の到達時間や波形の崩れ具合を見ることができます。

インパルス応答には時間、位相、周波数、エネルギーなどの全ての音響情報が含まれていると考えられています。ですから、インパルス応答を測定することによって様々な値を算出することができ、直接音と残響音の分離・比較ができるということがインパルス応答を利用する利点です。

インパルス応答波形

インパルス応答算出結果例

エコータイムパターン 音声明瞭度

 

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