室内音響の評価
■室内音響性能の評価について特集します。
室内の音場を正しく把握し、評価するために室内音響の測定が行われます。しかし、単純に室内音響といっても、その室が何のために使われるものなのか、どのような室なのかによって何を測定するのかが変わってきます。
■室内音響性能指標
ここでは、特に音楽や講演を聴いたりするホール等の音響性能の評価に用いられる「残響時間」「エコータイムパターン」「インパルス応答」「音声明瞭度」「音圧分布」
について説明していきます。
■残響時間
“残響”とは室内で音を発生して、これを急に止めたときに後に残る響きのことを言います。(この場合の音は、室内の音が定常状態に達するまで(数秒程度)発生させる必要があります。)この残響を量的に表したものを「残響時間」といいます。残響時間とは、室内の音のエネルギーが定常状態から60dB減衰するまでの時間のことです。
残響時間周波数特性
簡単に言うと、大きなホールで手をたたくと、「パーン・・・・・・」と音が響いてだんだん小さくなっていきます。その時の手をたたいてから残響が聞こえなくなるまでの時間のことです。
一般に講演などの話を聴くための室の残響時間は短く、音楽を聴くにはこれより長目の方が良いとされています。適度の残響は楽器の音や歌声を美しく響かせる効果がありますが、長すぎると何を言っているかわからなくなってしまうからです。
各周波数における残響波形(500Hz)
しかし、一口に音楽といっても比較的長い残響時間が好ましいものもあれば、短い方が好ましいものもあります。例えば、オルガン曲・宗教音楽は2.8秒、モーツァルトなどの古典音楽は1.6秒・・・と様々です。また、同じ残響時間でも室の大きさによって聞こえ方が変わってきます。室容積と残響時間は比例関係にあり、室容積が大きいほど残響時間を長くしなければなりません。
ですから、その室の目的や大きさに応じた残響時間であることが重要となるわけです。
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